RAIDの作成は「mdadm」コマンドを使います。 これはカーネルが持っているソフトRAID機能のフロントエンドアプリなので、他のアプリを使っても同じことが出来ます。
mdadmコマンドの「--create」を使います。 以上のコマンドのオプションの意味は以下のようになります。
スイッチ | 説明 |
---|
--create | RAIDの作成時に使います |
/dev/md0 | 新しく作成するデバイス名を指定します |
--level=raid1 | RAIDの種類を指定します。 今回はRAID1です |
--raid-devices=2 | RAIDに組み込むHDDの台数を指定します。 今回は2台です |
--spare-devices=0 | スペアHDDがあればその台数を指定します。 今回はないので「0」をセットします |
/dev/sdb1 /dev/sdc1 | RAIDに組み込むHDDドライブを指定します |
※ちなみに警告メッセージが出ていますが、このドライブでブートできないですよ〜的なメッセージです。 ブートさせるつもりはないので「y」で先に進みます。
ただしこれで終わりではありません!!!
cat /proc/mdstat を実行してみましょう。 なんかやってるのが見えると思います。
これは先ほど作成したRAIDを構築している途中であることを意味しています。 2TBとかで約6時間かかるので気長に待ちましょう。
終わると以下のような表示になります。
これでRAIDドライブが完成です!